カナダ計器飛行証明「Instrument Rating」の飛行実技検定課目

FLIGHT

2021年1月更新の第12版計器飛行証明用「飛行実技検定ガイド」(飛行機)を参照して作成しています。

飛行検定に関する共通事項

自家用操縦士免許(PPL)、事業用操縦士免許(CPL)、多発機飛行資格(Multi)、計器飛行証明(Instrument)、飛行教育証明(Instructor)など、飛行実技検定が必要な免許や資格/証明がありますが、その中でも検定に関する一般事項として、申請要領採点方法など共通の事項については、下の記事でまとめていますので、こちらをご覧ください。

飛行検定課目一覧

オレンジ色で示されている課目が採点対象であるが、811はそれぞれ2つずつ選択されるので、合計16項目となる。
各項目「4点」(満点)~「1点」(不合格)の4段階で評価され、合計点数が60%以上39点以上にて合格となる。

第12版での変更 (追加) 事項

第12版での変更 (追加) 事項
  1. 2019年9月25日発効のアドバイザリーサーキュラー第408-002号「飛行検定における2点の制限数について」に基づき、検定内で取得する「2点」の上限数が、3つまでと明記されました。つまり、検定の結果「1点」の項目がなければ、「2点」を3つまで取得しても合格であるということです。
    この条項は、再検定や部分再検定場合にも、シミュレーターを使用した検定にも適用されるとされています。
  2. 航空機と装備品に関する条件に一部記載が追加されました。

なお、各検定における「2点」の取得許容数は、以下のとおりです。

レク操縦士
RPP
自家用操縦士
PPL
事業用操縦士
CPL
多発資格
Multi Rating
計器飛行証明
Instrument Rating
65443

用語の定義

非精密進入(non-precision approach)

非精密進入non-precision approachは、VORNDBLOCなどで、DMEと併用する場合もあるが、地上の無線標識ground beacons機上機器aircraft equipmentについてパイロットがその信号情報を読み取ってpilot-interpreted行う進入approach

精密進入(precision approach)

精密進入precision approachは、横方向lateral垂直方向verticalの誘導を行うILS進入を意味し、アプローチチャートに示される進入条件approach criteriaがある。

LPV

LPVは、要求航法精度による進入における縦方向Vertical誘導GuidanceにおけるローカライザーLocalizer性能Performanceのことで、GNSS(WAAS)受信機receivers最低minima条件がある。

関係略語一覧

略 語意 味備 考
AAEAbove aerodrome elevation飛行場上空標高
ABASAircraft-based
Augmentation System (ICAO)
航空機搭載型
衛星航法補強システム
APVApproach with Vertical Guidance垂直方向誘導機能付き進入
ATCAir traffic control航空交通管制
CAPCanada Air Pilotカナダエアパイロット
(情報誌)
CDFAConstant Descent Final Approach一定降下最終進入
CFITControlled flight into terrainパイロット操縦による
地上衝突
DADecision altitude決心高度
DHDecision height決心高
DMEDistance measuring equipment距離測定装置
FAWPFinal approach waypoint最終進入ウェイポイント
FDUpper level wind and
temperature forecasts
上層風/気温予報
FFSFull-flight simulatorフルフライトシミュレーター
FSTDFlight Simulation Training Device飛行模擬訓練装置
FTDFlight training device飛行訓練装置
GFAGraphic area forecast局地予報図
GNSSGlobal Navigation Satellite System全地球的航法衛星システム
IFRInstrument Fight Rules計器飛行方式
ILSInstrument landing system計器着陸用施設
IPCInstrument Proficiency Check計器飛行技量検定
IMCInstrument meteorological conditions計器気象状態
LNAVLateral Navigation by GNSSGNSSによる横方向航法
LOClocalizerローカライザー
LPVLocalizer Performance
with Vertical Guidance
縦方向誘導における
ローカライザー性能
LVOPLow Visibility Operations Plan低視程運航計画
MAPMissed approach point進入復行点
MAWPMissed approach waypoint進入復行ウェイポイント
MDAMinimum descent altitude最低降下高度
NDBNon-directional beacon無指向性無線標識施設
NPANon-Precision Approach非精密進入
PIREPSPilot reportsパイロット通報式
RAIMReceiver autonomous integrity
monitoring (FAA)
受信機自律型完全性監視
RNP APCHApproach meeting Required
Navigation Performance standard
要求航法精度による進入
RVOPReduced Visibility Operations Plan低減視程運航計画
SBASSpace-based
Augmentation System (ICAO)
静止衛星型衛星航法
補強システム
SIDStandard Instrument Departure Procedure標準計器出発
SIGMETSignificant meteorological informationシグメット情報
SIGWXSignificant weather prognostic charts重大気象現象予報図
SOPStandard Operating Procedures標準運用手順
TAFTerminal aerodrome forecast運航用飛行場
予報気象通報式
TTLTechnical team Lead担当チーム
VNAV Vertical Navigation by GNSS
+ barometric sensing
GNSSと気圧検知による
垂直方向航法
VORVery high frequency
omnidirectional range
VHF全方向式無線標識施設
WAASWide-Area Augmentation System広域補強システム

進入方式の種類

垂直誘導なし非精密進入Non-Presicion without Vertical Guidance(NPA)
既存の方式Conventional Procedures
VOR/DME NDB Localizer

RNP APCH
NPA GNSS
LNAV & LP
垂直誘導あり進入Approaches with Vertical Guidance(APV)

RNP APCH

APV Baro
LNAV/VNAV
APV SBAS
LPV
精密進入Precision Approaches(PA)
GLS
既存の方式Conventional Procedures
ILS MLS PAR

一定降下最終進入(CDFA)について

CDFAとは

一定降下最終進入(CDFA)は、非精密non-precision進入(NPA)において、最終final進入approachセグメントsegmentを飛行する際に一定で安定stabilizedした進入approachを行う要領procedures技術techniqueである。
最終final進入approachフィックスfix(FAF)高度以上の高度から、滑走路末端にあたるおよそ50ftの高さheightの地点または着陸前の引き起こしflare操作の開始地点までの間を、レベルオフwithout level-offすることなく一定のconstant降下descentを行う。(ICAO文書8168より)

一定constant降下角descent angleで飛行する技術は、カナダの民間航空安全civil aviation safetyに対し重大majorスレットthreat(脅威)となり続ける、「パイロットにより十分制御されcontrolled機体flightによる地表へinto terrainの衝突」いわゆるCFIT事故防止preventingするために、ICAO内に設置された対策本部Task Forceにより示されたものである。
事故調査accident investigations研究Studiesにより、CFITは非精密進入(NPA)の際に発生リスクriskhighなることが分かっている。
手順そのものが本質的intrinsically不安全unsafeといえるものではないにせよ、非精密non-precision進入時のこの既存traditionalステップダウンstep-down降下方式descent techniqueの使用がエラーerrorを引き起こす可能性があると考えられている。
多くのICAO加盟国ではCDFA方式の使用を要求しており、もし適用できない場合には、より視程visibilityRVR条件値大きいincreasedものを適用して対策を行っている。

CDFAの有効性

CDFA方式は、通常の非精密NPA進入に必要な機器equipment以外で必要になるものは特にないno specific
パイロットは、基本的basic操縦piloting技術techniques飛行flight管理システムmanagement systems(FMS)、RNP進入システムの使用のみで非精密NPAs進入にCDFAを適用して安全safelyに飛行することができる。
CDFAによる飛行を行える場合は、ほとんどmost非精度進入non-precision approaches(NPA)において使用が理にかなうmakes senseため、これを使用するべきである。
降下してexpedite descent着氷環境からout of icing conditions早めに脱したい場合や、着陸に周回進入circlingが必要な場合など、CDFA飛行の適用が実用的ではない場合には、CDFA方式を使用するべきでないものの、パイロットがワークロードworkload軽減reducingでき、エラーerrorの発生可能性possibility減りreducingより安全safetyになるような必要な場合には使用していくべきである。

MDA/DAへの降下とCDFA

CDFA方式は、レベルオフwithout level-offsすることなく一定constant降下descentを求めるもので、機上機器on-board equipmentによるVNAV誘導guidanceまたは対地速度rate of descent(GS)から判断する降下率rate of descent手動計算manual calculationいずれかeitherにより飛行する。
降下率rate of descentは、滑走路末端landing runway thresholdにあたるおよそapproximately50ftの高さの地点または着陸前の引き起こしflare操作manoeuvreの開始地点に至るまでの一定constant降下角descent angle得るachieveために選択selectedされ調整adjustedされる。
降下descentは各進入フィックスapproach fixでの最低高度以上at or above the minimum altitude通過passするように計算calculatedされる。
非精密NPAs進入を実施する場合、パイロットは一般にtypically垂直方向vertical経路pat管制controlを行うための3つの方式のうち1つ利用employする。
この中では、CDFA方式好ましいpreferredとされている。

進入復行とCDFA

機体が最低降下高度minimum descent altitude(MDA)に達してapproachesいれば、取りうる方法optionsは、次の3方式になる。

MDAに達した場合の進入復行法
  1. 中間のintermediateレベルオフlevel-offをすることなく、必要required目視物標visual references視認in sightを続けながら最低高度未満below the minimum altitudeまで着陸to landのための降下降下進入を継続continueする。
  2. 視程状況visual conditions差し迫ったnot imminent状態でなければ、MDAに到達reachingしたところで進入復行missed approach行うexecute
  3. MDA以上のat or above高度レベルオフlevel offを行い、着陸のためもしくは進入復行点missed-approach point(MAP)に達するreachingための飛行場へのインバウンドinbound継続continueし、進入復行手順missed approach procedure開始commencingする。
    MDA+50ftといったMDA以上aboveの高度レベルオフlevel off開始beginすること。

着陸to land必要なrequired目視物標visual references視認できないnot been acquired、または機体がMDAに接近approachesする際に差し迫ったnot imminent状況でなければ、パイロットはそれを決心高度decision altitude(DA)と考えconsider、MDA以上above高度altitudeから進入復行missed approachとしての上昇climbin開始initiateすべきである。MDAでこれを開始するMDA未満まで降下descendingしてしまprevent可能性があるため、十分sufficient余裕をもった高度で開始するべきである。
このように、降下descendingする前にMAPに到達reachesする場合や、MDA付近nearにおいては、進入復行missed approachMAPで開始initiatedしなくてはならない。
CDFAを使用した降下からの進入復行missed approach行うexecuting際に、MDA未満belowまで降下descendをしてはならないmust not
進入復行missed approach中のいかなる旋回turnsMAPに到達reachesする前実施beginしないこと。

飛行訓練におけるCDFAの教育

飛行訓練施設Flight Training Units(FTU)では、非精密進入方式における垂直vertical方向の経路path管理control標準要領standardizationについて、訓練trainingでよく強調emphasizeしていくべきである。
MDA未満への降下descendをしてしまわぬよう、レベルオフlevel-off着陸復go-around開始initiateする場合には、MDA以上above高度altitudeで行うようによく指導instructedがなされるべきである。

参照:カナダ運輸省アドバイザリーサーキュラー(AC)第700-028号「非精密進入における垂直方向の制御について」(2013年4月22日)


課目1:飛行前準備

1A 気象情報の取得(地上課目)

1A 気象情報の取得Obtaining Weather Information(地上課目Ground item)
「気象情報の取得」の目的

計器飛行方式Instrument Flight Rulesにしたがって行う飛行flight安全safe実施conductするために必要necessary航空aviation気象weather情報informationを、取得retrieveまたは読み取るinterpretこと。

「気象情報の取得」の概要

検定testアサインassignedされた飛行経路route of flightに関する航空aviation気象weather情報information取得obtain読み取りinterpret

「気象情報の取得」の合格基準

次の事項に関する情報取得retrieveし、読み取るinterpret

気象情報の種類
  • 気象通報weather reports予報forecasts
  • 局地予報図graphic area forecasts(GFA)
  • 地上分析図surface analysis chart
  • レーダーradar/衛星画像satellite imagery
  • 気象カメラWxCam
  • 重要気象予報図significant weather prognostic charts
  • 上層風/外気温winds and temperatures aloft
  • シグメットSIGMET
  • パイロット通報PIREPS
  • WAAS NOTAMRAIM予想Predictions含むincludingNOTAM

1B 飛行計画(地上課目)

1B 飛行計画Flight Planning(地上課目Ground Item)
「飛行計画」の目的

性能表performance charts重量平衡計算weight and balance calculations適切appropriateまたは適しpreferred経路routing/高度altitude/代替alternate飛行場destinationsなどのその他other情報information活用utilizingしつつ、計器飛行方式Instrument Flight Rulesにしたがって行う飛行flight安全safe実施conductに必要な飛行計画planを行うこと。

「飛行計画」の概要
  • アサインdestinationされた目的飛行場目的飛行場に向けた飛行flight計画plan
  • フライトflightログlog重量平衡計算weight and balance calculationsIFRフライトflightプランplan準備prepare
「飛行計画」の合格基準
  • 気象の条件meteorological conditions性能特性performance characteristicsに与える影響effects示しdescribe、またこうした要素factors性能図表chart, tableグラフgraphなどの性能データperformance data正しくcorrectly適用applyする。
  • 機体の性能performance影響をaffecting与える運用上operational要素factors適用applyingしつつ、手順procedures計画planningに関する知識knowledge示すdemonstrate
  • 適切なappropriate経路route高度altitude代替飛行場alternate選定selectする。
  • 予定する飛行にとって重要essential情報informationを使用する。
  • 気象報告weather reports予報forecasts地上天気図surface analysis charts重大significant気象weather現象予報図prognostic charts上層風/外気温winds and temperatures aloft着氷icing/乱気流turbulence/氷結高度freezing levelPIREPNOTAMWAAS NOTAMSSIGMETなどの情報information飛行計画planning統合integrateする。
  • 出力設定power settings運用operating高度altitudewind必要予備燃料fuel reserve requirementsなどの要素factorsを基に予想estimated飛行時間time enroute所要燃料量total fuel requirement算出calculateする。
  • 計画plannedする飛行flight必要required性能performanceが、機体の能力capability運用制限operating limitationsであることを確認する。
  • 飛行計画planned flight利用可能available情報informationを基に「GO」「NO GO」判断operating limitationsを行う。
  • 予定の飛行の状況conditions反映reflectsしてフライトプランflight-plan完了completeする。

1C コックピット点検

1C コックピット点検Cockpit Checks
「コックピット点検」の目的

計器飛行方式Instrument Flight Rules(IFR)での安全safeな飛行に必要となる、IFR運航operationに必要な機体の各種システムaircraft systems点検checksなどのコックピットcockpit点検checksを実施すること。

「コックピット点検」の概要

IFR飛行に必要なすべてall点検checks刊行publishedされたSOP所有者owner’sが作成するチェックリストchecklistsPOH/AFMにしたがって完了complete

「コックピット点検」の合格基準
  • 飛行前pre-flight計器instrument航法avionics機器navigationコックピットcockpit点検checks実施performする。
  • 安全な計器instrument飛行flightを実施できるように機体が適切にproperly装備equippedされ使用可能serviceableであることを確認determineする。
  • 使用usedする刊行物publicationsデータベースdatabases最新currentであることを確認verifyする。
  • 見つかったidentified不具合unsatisfactory状況conditionsに対し、適切appropriate対処action行うtake
  • 防除氷anti/de-icing着氷警報ice warningシステムsystemsなどの適切applicable点検checks完了completeする。

課目2:IFR運航知識(地上課目)

2 IFRIFR運航知識Operational Knowledge(地上課目Ground Item)

課目itemでは、合格できるレベルの知識は飛行検定の地上ground課目portionとして最低限必要mandatoryになるが、実用的practical知識knowledgeの活用法の確認については、上空でair portion評価evaluatedも可能
点数mark評価は検定終了後end of the testに実施

「IFR運航知識」の目的
  • IFR要領proceduresに関する十分sufficient知識knowledgeを有していること。
  • アサインassignedされたIFR飛行の内容を安全safely実施conductできること。
「IFR運航知識」の概要
  • 検定官examinerによる何問series ofかの簡潔brief口頭oral質問questionsに対する応答respondingを通じ、予定の飛行に関するpertainIFR手順について実用的practical知識knowledge示すdemonstrate
  • こうした知識knowledge飛行への適用applyを通じて実用的な知識示すdemonstrating
「IFR運航知識」の合格基準

出発前prior to departureに、安全safe飛行flightを行うためのIFR手順に関して、次に示すような内容について十分sufficient実用的practical知識knowledgeを有していることを示すdemonstrate

IFR手順で求められる実用的知識
  • 離陸気象制限take-off weather limits
  • 出発要領departure procedures
  • 代替飛行場alternate最低気象weather minima条件
  • 離陸最低気象take-off minima条件(着陸最低landing minima条件以下below気象weather)
  • 着氷域icingとの遭遇encounters
  • 着陸最低気象landing minima条件
  • 減少reduced/low視程visibility運航operations(RVOP/LVOP)
  • 進入禁止approach ban(運航operation種類typeによる)
  • アプローチapproachチャートcharts
  • 計器気象状態instrument meteorological conditionsIFR下での機体の運航navigation操縦control必要necessary航法avionics機器電気electronic機器devices計器instruments使用法use制限limitation使用可能性serviceability
  • 自動操縦automation使用法use制限limitations

課目3:航空交通管制許可

3 航空交通管制許可Air Traffic Control Clearances
「航空交通管制許可」の目的

管制許可clearances取得obtain復唱read backし、それにしたがうcomply with要領を示す。

「航空交通管制許可」の概要

飛行全体通じてthroughout実際actual/想定simulatedの管制許可clearancesに基づき、許可取得obtain復唱read backしたがうcomply with要領を示す

「航空交通管制許可」の合格基準
  • 適切proper用語phraseologyを用いて、適切appropriate管制controlling機関agency無線局radio stationとの双方向two-way無線交話communications実施establishする。
  • 管制許可clearances取得obtainし、復唱read backする。
  • 必要necessaryに応じ、明確化clarification確認verificationを要求する、または対応できないunable場合には変更verificationする。

課目4:出発要領

4 出発要領Departure
「出発要領」の目的

出発方式管制許可管制指示したがってcomplying with安全safely出発departすること。

「出発要領」の概要
  • 計器instrument機能function点検checkを実施しながら出発departure方式proceduresを完了
  • 許可された計器飛行方式Instrument Flight Rulesにしたがってエンルートenrouteコースcourse会合
  • 出発方式departure procedureで別示されない限り、飛行場標高AAE+400ft以上above飛行計器flight instrumentsのみsolely参照referenceして機体を制御control
「出発要領」の合格基準
  • 適切appropriate無線周波数communications frequencies選定selectする。
  • 予定出発proposed departureフェーズphaseに対応する無線航法navigation施設aids選定select識別identifyする。
  • 航法機器navigational equipment表示indications意図するコースcourse一致することを確認verifyする。
  • 計器点検instrument check実施performする。
  • 滑走路runway標識signsにしたがって滑走路runway侵入incursionしないavoidingよう安全safelyタクシーtaxiする。
  • 適切applicableチェックリストchecklist推奨recommended手順procedures完了accomplishする。
  • 運用制限operating limitations推奨形態recommended configurationsにしたがい機体の制御control維持maintainする。
  • 手順procedure経路route管制許可clearances管制指示instructionsにしたがい、航跡tracksラジアルradials方位bearingsタイミングtimely mannerよく会合interceptする。
  • 出発departure方式騒音低減noise abatement方式移行transition要領管制指示instructionsしたがうadhere
  • 指定assigned針路headings±10°維持maintainする。
  • 指定ssigned航跡tracks方位bearings±10°維持maintainする。
  • 指定assigned高度altitudes±100ft上昇climb維持maintainする。

課目5:エンルート飛行要領

5 エンルートEnroute飛行要領
「エンルート飛行要領」の目的
  • 経路routes会合interceptする要領を示すdetermineこと。
  • 適切proper機体制御control運用形態operating configurations運用制限limitationsでの飛行を維持maintainingし、許可されたエンルートenroute飛行要領proceduresしたがっcomply withて飛行すること。
「エンルート飛行要領」の概要
  • エンルートコース上維持maintainして飛行
  • 計器飛行方式Instrument Flight Rulesとして許可されたエンルートenroute飛行要領proceduresしたがっcomply withて飛行すること。
  • 飛行reference計器instruments参照referenceのみsolelyにより機体を制御
「エンルート飛行要領」の合格基準
  • 適切appropriate無線communications周波数frequencies選定select使用useする。
  • 予定するエンルートenroute飛行段階phaseに関する無線navigation航法施設aids選定select識別identifyする。
  • 航法navigationa機器equipmentの表示意図intendedするコースcourse一致するcorrespondことを確認verifyする。
  • 飛行段階phase of flightに関する機体aircraftチェックリストchecklist実施performする。
  • 経路route管制許可clearanceにしたがい、航跡tracksラジアルradials方位bearingsタイミングtimely mannerよく会合interceptする。
  • エンルートenroute飛行要領proceduresしたがうadhere
  • 運用制限limitations運用形態operating configurationsにしたがい適切proper機体aircraft制御control維持maintainする。
  • 指定assigned針路headings±10°維持maintainする。
  • 指定assigned航跡tracks±10°維持maintainする。
  • 指定assigned高度altitudes±100ft維持maintainする。

課目6:到着要領

6 到着要領Arrival
「到着要領」の目的

許可as clearedされた到着要領arrival proceduresしたがうcomply withことを示すこと。

「到着要領」の概要
  • 計器飛行方式Instrument Flight Rulesにしたがって許可as clearedされた到着arrival要領procedures完了
  • 飛行flight計器instrumentsのみsolely参照referenceして機体aeroplane制御control
「到着要領」の合格基準
  • 適切appropriate無線通信communications周波数frequencies選定select使用useする。
  • 予定する到着arrival段階phaseに関する無線航法navigation施設aids選定select識別identifyする。
  • 飛行段階phase of flightに関する機体aircraftチェックリストchecklist項目items実施performする。
  • 手順procedure経路route管制許可clearanceにしたがい、針路headings航跡tracksラジアルradials方位bearings効果的efficient会合interceptする。
  • 到着arrival要領proceduresにしたがう。
  • 運用operational制限limitations推奨recommended形態configurationsにしたがい適切proper機体aircraft制御control維持maintainする。
  • 指定assigned針路headings±10°維持maintainする。
  • 指定assigned航跡tracks方位bearings±10°維持maintainする。
  • 指定assigned高度altitudes±100ftまで降下descendし、それを維持maintainする。

課目7:待機要領

7 待機要領Holding
「待機要領」の目的

実際actual/想定simulated管制許可ATC clearanceにしたがって待機holdingパターンpattern内での飛行を確立establishすること。

「待機要領」の概要
  • 実際actual/想定simulated管制許可clearanceにしたがい、待機パターンへの適しsuitable進入entry手順procedure選択selectし、待機holding経路pattern進入enterし、待機状態を確立establish
  • 搭載燃料fuel on board使用可能燃料fuel available待機holding代替alternate目的地destinationへの飛行に必要な燃料などを考慮して待機holdingできる飛行時間enduranceについて、十分adequate知識knowledgeを有していることを示すdemonstrate
「待機要領」の合格基準
  • 待機holdingフィックスfixへの到着arrival認識recognizeし、待機holdingパターンpatternへの進入開始initiateする。 
  • 保護空域内within the protected airspaceでの飛行manoeuvringができるように適しsuitable進入entry手順procedureを実施する。
  • 待機holdに入るフィックスfix通過crossing報告reportし、管制ATC機関に求められた場合は待機hold態勢の確立established報告reportする。
  • 適切properタイミングtiming criteria用いuseる。
  • DME距離distance公示specifiedされている場合にはレグleg長さlengthsしたがうcomply with
  • wind影響effect予測anticipate評価assessし、効果的effective偏流drift修正correction時間timing調整を行う。
  • 指定designated航跡trackコースcourse±10°コースcourse偏位deviation表示器indicatorから½スケール以内within維持maintain(GPS搭載時は感度sensitivityターミナルTerminalモードModeとする)
  • 宣言declared速度airspeed±10kt維持maintainする。
  • 指定assigned高度altitudes±100ft維持maintainする。
  • 適切proper機体aeroplane制御control維持maintainし、運用operating形態configurations運用制限limitationsで飛行する。
  • IFRフライトflightプランplan搭載燃料fuel on boardを基に、理に適いreasonably精確accurate予想estimate最大maximum待機holding可能available時間time検定官examiner示すprovide

課目8:進入要領

8 進入要領Approaches

2種類計器instrument進入approachesを実施すること。1つはRNAV(GNSS)進入approach行うdemonstrateこと。
最初initial計器Instrument飛行証明Rating飛行flight検定testの場合、縦方向vertical誘導guidance付きのILS精密precision進入approach必ずmandatory実施すること。
ILS進入approachを実施するにあたりLPV進入approach行うdemonstrate場合には、もう一つthe other進入approach縦方向vertical誘導guidanceなしwithout非精密non-precision進入approachを必ず実施すること。

計器飛行Instrument技量Proficiency検定Checks(IPC)の場合、1回RNAV(GNSS)進入approach縦方向vertical誘導guidanceあってもなくてもwith or without構わない。もう一つthe other進入approach既存traditional地上局ground-basedを利用した縦方向vertical誘導guidanceなしwithoutの進入で必ず実施すること。
GNSS進入approaches一部some飛行訓練装置(FTD)を利用して実施することは不可

グループ1または2の計器instrument飛行証明rating検定qualificationsの場合、1回の計器進入の際には、想定simulatedエンジン故障failed engine実施demonstratedすること。

進入角approach slopesが3.5°以下or lessとなる非精密non-precision進入approachesの場合、中間intermediateセグメントと最終finalセグメント全体において、中間intermediateセグメントsegment中の最も高いhighest高度altitudeから最低降下高度minimum descent altitude(MDA)までの間、一定Constant降下Descentによる最終Final進入Approach(CDFA)要領Approachでの飛行を行うこと。
一定降下による最終進入(CDFA)要領profiles可能possibleかつ実用的practicalである場合に、ステップダウンstep-down進入approachを行うことは重大majorエラーerror.として評価consideredされる。

進入Approachesは、ATCによる誘導vectorsでも全手順full-procedureを実施してもよい。

飛行場full-procedure外気温temperaturesが0°以下or colderの場合、カナダエアパイロット(CAP)の総則General示されpublishedる要領でアプローチapproachチャートchart上に記載depictedされる最小minimum高度altitudesへの高度altitude規正corrections行うapplyこと。

進入approachの間に発生occurredした重大major逸脱deviation安全safety阻害するcompromised程度のものではない場合、進入復行missed approach行いinitiate再度subsequent実施した進入が問題無acceptableければ評価evaluation「2点」するmarked2回目のone additional試行attemptができるのは、1回のみonly oneである。
操縦者pilotエラーerror技量不足poor techniqueにより、公示publishedされた最低minimum降下descent高度altitude以下below降下descentした場合など、安全safety阻害compromisedする行為または許容できないunacceptable内容performanceであった場合には、進入復行missed approach受検者candidateの判断で実施initiationしなければdespite「1点」(不合格)評価evaluatedされる。

GNSS受信機receivers装備しないnot equipped個人所有機privately-registeredにより検定を受検する場合には、個人的personal計器Instrument飛行技量Proficiency検定Checks(IPC)のためにRNAV(GNSS)進入approach実施demonstrateするという要件requirementからは除外exemptされる。

8A 非精密計器進入

8A 非精密計器進入Non-precision Instrument Approach
「非精密計器進入」の目的

LOCVORNDBによるいずれかの非精密non-precision進入approach安全safelyに実施すること。

「非精密計器進入」の概要
  • 無線局facilityへの進入approachへの移行transitioning後またはATCによる誘導vectors開始receiving進入復行missed approachpointまたは着陸landingするまでの間、アプローチapproachチャートchart示されdepicted進入approach要領を実施
  • 飛行計器flight instrumentsのみsolely参照referenceして飛行を実施
  • 受検者candidateは、検定官examiner意図intentするところが直線進入straight-in周回circling進入approachによる着陸landingなのかを確認して明確化make clear
「非精密計器進入」の合格基準
  • 飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmentでそれぞれ必要requiredとなる用語phraseology交話法techniquesを用いて、ATCとの双方向通信two-way communications確立establishする。
  • タイミングtimely manneよく管制許可clearances管制指示instructionsATCにより指示issuedされる手順proceduresしたがcomplyい、できないunable to comply場合にはその旨を示すadvise
  • 実施performedする計器instrument進入approach方式procedure選択selectし、それにしたがっcomply with実施する。
  • 計器進入approachに使用する地上ground設備機上aeroplane航法navigation機器equipment選択select選局tuneidentify確認confirmし、運用operational状態statusモニターmonitorを行う。
  • 乱気流turbulenceウィンドwindシアshearその他other気象meteorological状況を考慮しつつ、使用可能available滑走路runwaylengthカナダ式滑走路摩擦指標(CRFI)などの運用operating状況conditionsに鑑み、機体の形態configuration確立establish速度airspeedの選定適切appropriateに行う。
  • エンジン故障engine-out時の進入approach手順着陸landing時の点検checklistなど、各飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmentにおいて適切appropriateとなる機体のチェックリストchecklist項目items完了completeする。
  • 必要に応じて、公示publishedされた最低Minimum降下Descent高度Altitude(MDA)と各進入approach方式categoryによる視程visibility条件criteriaにおいて、外気温temperatureNOTAM機体aircraft地上ground航法navigation施設equipment不作動inoperative着陸landing環境environmentに関連する目視visual装置aids等の不具合inoperativeなどへの必要necessary調整adjustment行うapply
  • 最終final進入approachコースcourseへの進入前に、許可clearedまたは宣言declaredした高度altitudes±100ft維持maintainし、針路headings±10°維持maintainする。
  • 宣言declaredした進入approach速度airspeeds+10kt~-5kt維持maintainする。
  • 中間intermediate進入最終final進入セグメントsegmentsにおいて、次の基準以内で飛行する。
    • VORLOCトラッキングtracking½スケール以内withinコースcourse偏位deviationで維持する。NDBアプローチapproach場合caseは、特定specified航跡track以内within維持maintainする。
    • 可能なところではCDFAを使用し、アプローチチャートで示される最低minimum高度altitudes以下belowへの降下descendingをすることなくwithout最終final進入approachにおける安定stableした進入approachを行う。
    • 最低Minimum降下Descent高度Altitude(MDA)まで降下descendした後に精確accuratelyにその高度を維持maintain進入復行点Missed Approach Point(MAP)もしくは目視visualによる進入approach部分portion通常normal降下率rate of descent最小minimal運動manoeuvringのみで安全safe完了completionできる推奨recommended最小minimum視程visibility距離distanceまで飛行する。
  • 進入復行点(MAP)までに必要required目視visual物標referencesの視認ができなけnot obtainedれば、そこで進入復行missed approach行うinitiateもしくは
  • 直線進入straight-inまたは周回circling進入approachにより通常normal着陸landing行うexecute

8B ILS/LPV計器進入

8B ILS/LPVILS or LPV計器進入Instrument Approach
「ILS/LPV計器進入」の目的

ILSまたはLPV進入approach安全safely飛行flyできること。

「ILS/LPV計器進入」の概要
  • 進入施設approach facilityへの移行transitioningまたはATCからの誘導vectors開始receivingILS進入の場合、ローカライザーlocalizerグライドスロープglideslopeインターセプトinterceptし、決心高decision height(DH)まで降下descend
  • LPV進入の場合は、最終進入final approachコースとグライドパスglidepathインターセプinterceptトし、アプローチapproachチャートchartに示される決心高度decision altitude(DA)まで降下descendする。
  • 飛行flight計器instrumentsのみsolely参照referenceして機体aeroplane操縦control
  • 受検者は、検定官examiner意図intentするところが直線進入straight-in周回circling進入approachによる着陸landingなのかを確認して明確化make clear
  • LPV進入を実施した場合、検定testの評価は、ILC周回circle進入の欄で行い、備考欄Remarks section記載inserting
「ILS/LPV計器進入」の合格基準
  • 飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmentでそれぞれ必要となる用語phraseology交話法techniquesを用いて、ATCとの双方向通信two-way communications確立establishする。
  • タイミングtimely mannerよく管制許可clearances管制指示instructionsATCにより指示issuedされる手順proceduresしたがcomplyい、できないadvise場合にはその旨を示すadvise
  • ILSまたはLPV計器進入方式instrument approach procedure選択selectし、それにしたがっcomply withて飛行する。
  • 計器進入approach procedureに使用する地上ground設備機上aeroplane航法navigation機器equipment選択select選局tune識別identifyし、運用operational状態status確認confirmする。
  • 乱気流turbulencウィンドwindシアshearその他other気象meteorological状況を考慮しつつ、使用可能available滑走路runwaylengthカナダ式滑走路摩擦指標(CRFI)などの運用operating状況conditions鑑みconsidering機体の形態configuration確立establish速度airspeedの選定適切appropriateに行う。
  • エンジンengine故障out時の進入approach手順着陸anding時の点検checklistなど、各飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmenにおいて適切appropriateとなる機体のチェックリストchecklist項目items完了completeする。
  • 必要に応じて、公示publishedされた決心高(MH)、決心高度(DA)、各進入方式approach categoryによる視程visibility条件criteriaにおいて、外気温temperature、NOTAM、WAAS NOTAM、機体aeroplane地上ground航法navigation施設equipment不作動inoperative着陸landing環境environmentに関連する目視visual装置aids等の不具合などへの必要necessary調整adjustment行うapply
  • 最終進入final approachコースcourseへの進入前に、許可clearedまたは宣言declaredした高度altitudes±100ft維持maintainし、針路headings±10°維持maintainする。
  • 最終進入final approachコースcourseにおいて、ローカライザーlocalizer/横方向lateral誘導guidance、またはグライドスロープglideslope/グライドパスglidepathのトラッキングを½スケール以内コース偏位deflectionで維持する。
  • LPV進入を実施中、最終final進入approachコースcourseに入り最終Final進入Approach地点Waypoint(FAWP)に到達reachingする前に、2NM以内withinアプローチapproachアクティブactiveモードmodeにあることを確認confirmする。
  • LPV進入を実施中、機体aircraft最終final進入approachコースcourse乗ったestablished際にRAIM警告alertdisplayed示された場合event適切appropriate対処action行うtake
  • 宣言declaredした進入approach速度airspeeds+10kt~-5kt維持maintainする。
  • 決心高(DH)や決心高度(DA)までの安定stabilizedした降下descent維持maintainする。
  • 進入復行点(MAP)までに必要required目視visual物標references視認not obtaineができなければ、そこで進入復行missed approach行うinitiateもしくは
  • 最小限minimal運動manoeuvring着陸landing移行transitionする。

8C RNAV(GNSS)計器進入

8C RNAV(GNSS)RNAV(GNSS)計器進入Instrument Approach
RNAV(GNSS)計器進入」の目的

RNAV(GNSS)進入approach安全safelyに実施できること。

「RNAV(GNSS)計器進入」の概要
  • オーバーレイoverlay進入approach以外に、RNAV(GNSS)進入approachを実施
  • アプローチapproachチャートchart記載depictedされる進入approach航跡tracksを飛行し、進入復行地点(MAWP)または着陸landingするまで進入を実施
  • 飛行flight計器instrumentsのみsolely参照referenceして機体を制御control
  • 受検者candidateは、検定官の意図intentするところが直線進入straight-in周回circling進入approachによる着陸なのかを確認して明確化make clear
「RNAV(GNSS)計器進入」の合格基準
  • 飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmentでそれぞれ必要となる用語phraseology交話法techniquesを用いて、ATCとの双方向通信two-way communications確立establishする。
  • タイミングtimely mannerよく管制許可clearances管制指示instructionsATCにより指示される手順したがcomplyい、できないunable to comply場合にはその旨を示すadvise
  • GNSS受信機receiverWAAS機能不作動enabledでない限り、要求航法水準(RNP)進入approachesを実施する際には、進入approachに先立ってRAIM点検check実施conductする。
  • RNAV(GNSS)計器instrument進入approach方式procedure選択selectし、それにしたがっcomply withて飛行する。
  • データベースdatabaseと各進入方式に使用する進入approachウェイポイントwaypointsからRNAV(GNSS)進入approachに関する情報取得retrieveする。
  • 乱気流turbulenceウィンドwindシアshearその他other気象meteorological状況を考慮しつつ、使用可能available滑走路runwaylengthカナダ式滑走路摩擦指標(CRFI)などの運用operating状況conditions鑑みconsidering機体の形態configuration確立establish速度airspeedの選定適切appropriateに行う。
  • エンジン故障engine-out時の進入approach手順着陸landing時の点検checklistなど、各飛行段階phase of flight進入approachセグメントsegmentにおいて適切appropriateとなる機体のチェックリストchecklist項目items完了completeする。
  • 必要に応じて、公示publishedされた最低Minimum降下Descent高度Altitude(MDA)と各進入方式approach categoryによる視程visibility条件criteriaにおいて、外気温temperatureNOTAM機上aircraft装備equipment不作動inoperativeまたは着陸landing環境environmentに関連する目視visual装置aids等の不具合などへの必要necessary調整adjustment行うapply
  • 最終final進入approachコースcourseへの進入前に、許可clearedまたは宣言declaredした高度altitudes±100ft維持maintainし、針路headings±10°維持maintainする。
  • 機体aircraft最終final進入approachコースcourse乗ったestablished際にRAIM警告alert表示displayedされた場合event適切appropriate対処action行うtake
  • 宣言declaredした進入approach速度airspeeds+10kt~-5kt維持maintainする。
  • 中間intermediate進入最終final進入セグメントsegmentsにおいて、次の基準以内で飛行する。
    • GNSSトラッキングtrackバーbar½スケール以内withinコース偏位deflection維持maintainする。
    • 可能なところではCDFAを使用し、アプローチapproachチャートchart示さdepictedれる最低minimum高度altitudes以下belowへの降下descendingをすることなくwithout最終final進入approachにおける安定stableした進入approachを行う。
    • 最終進入コースに入り最終Final進入Approach地点Waypoint(FAWP)に到達reachingする前に、2NM以内withinアプローチapproachアクティブactiveモードmodeにあることを確認confirmする。
    • 最低Minimum降下Minimum高度Altitude(MDA)まで降下descendした後に精確accuratelyにその高度を維持maintainして進入復行Missed Approach地点Waypoint(MAWP)もしくは目視visibilityによる進入部分portion通常normal降下率rate of descent最小minimal運動manoeuvringのみで安全safe完了completionできる推奨recommended最小minimum視程visual距離distanceまで飛行する。
  • 進入復行地点(MAWP)までに必要な目視visual物標referencesの視認ができなけnot obtainedれば、そこで進入復行missed approach行うinitiateもしくは
  • 直線進入straight-inまたは周回circling進入approachにより通常normal着陸landing行うexecute

RNAV(GNSS)において、LNAV/VNAVミニマminimaまでの間、低気温時colder temperatures最終進入フィックス(FAF)通過高度Crossing Altitude以下belowでFAFを通過crossすることがある。
これは、温度temperature補償compensation機能featureのない航空機において、進入approachチャートchart示されindicatedている最低lowest使用use温度temperature以上で飛行が行われる場合には許容acceptableされる。

課目9:進入復行

9 進入復行Missed Approach
「進入復行」の目的

公示されas publishedた要領または管制ATC官により指示されas modifiedた要領で安全進入復行missed approach行うcarry outこと。

「進入復行」の概要
  • 進入approachに引き続き、公示publishedされた要領または管制官により指示instructionsされた要領procedure進入復行missed approach実施carry out
  • 飛行flight計器instrumentsのみsolely参照referenceして機体を制御control
「進入復行」の合格基準
  • MAP/MAWPまたはDH/DA迅速promptly進入復行missed approach開始initiateする。
  • 進入復行missed approach要領procedure開始beginningした旨通報reportする。
  • 公示publishedされた要領procedureまたは管制官ATCにより指示instructionsされた要領したがうcomply with
  • 管制許可clearance制限restriction上昇climb勾配gradientしたがえないinability to comply with事態が発生した場合には、管制ATC官(または検定官)examinerにその旨を知らせるnotify
  • 適切appropriate着陸復行go-around手順procedureによる点検check項目items実施performする。
  • 代替alternate飛行場airportまたは検定官examiner指示directedする内容での再度another進入approach許可clearance要求requestする。
  • 推奨recommended速度airspeeds+10kt~-5kt維持maintainする。
  • 針路heading航跡track方位bearingをそれぞれ±10°以内維持maintainする。
  • 公示publishedされた進入復行missed approach高度altitudeまたは管制ATC官や検定官examiner許可clearedされた高度±100ftまで上昇climbし、その高度を維持maintainする。

課目10:着陸への移行

10 着陸への移行Transition to Landing
「着陸への移行」の目的
  • 進入approachのための最低minimum高度altitudeから着陸landingに向けた目視visualによる降下descent安全safely実施carry outできること。
  • 必要に応じ、周回circling進入approach行うcompleteこと。
「着陸への移行」の概要
  • 目視visualによる降下descentを行い、過剰excessive運動manoeuvringをすることなくMDAまたはDH/DAからの着陸landing実施carry out
  • または周回circling進入最低minima気象条件までの計器instrument進入approach実施completion後、着陸landingに向けた周回circling進入approach実施carry out
「着陸への移行」の合格基準
  • NOTAM乱気流turbulenceウィンドwindシアshearwind視程visibilityなどの気象weather要素factors考慮しconsideration運航を行う。
  • 後方wake乱気流turbulence滑走路runway表面surfaceブレーキングbrakingコンディションconditionsその他other要素factors考慮しconsideration運航を行う。
  • 管制指示direction of traffic確認confirmし、意図intentions伝えadvise管制ATC官や検定官examinerによるすべての制限restrictions事項指示instructionsしたがうadhere
  • 着陸を意図intendedする滑走路runwayに必要な目視visual物標references視認obtainedできたところで、進入approachのための最低minimum高度altitudeからの着陸landing行うexecute
  • 明確clear意図intentするところが周回circling進入approachである場合、
    • 機体aeroplaneに適した方式category運動能力manoeuvring capabilities考慮consideringし、適切なappropriate周回circling進入approach手順procedure選択selectし、それにしたがってcomply with飛行する。
    • 目視visual物標referencesの視認のみにより、最終final進入approachコースcourseアラインalignedせず滑走路滑走路通常normal着陸landingできる飛行flight経路path維持maintainし、雲のcloudシーリングceiling周回circling進入approachできる最低minimum高度altitudeの間で、機体aeroplane操縦manoeuvreする。
    • 通常normalまたは異常abnormal状態situations適したappropriate手順procedureを実施し、機体aeroplane形態configuration確立する。
    • 過剰excessive運動manoeuvringをすることなく、また通常normal運用制限operating limits超過exceedすることなく手順procedure完了performする。(バンク角angle of bank30°まで)
    • 承認された最低minimum周回circling進入approach高度altitude精確accurately維持maintainし、推奨recommended速度airspeed+10kt~-5kt通常normal着陸landing安全safely実施executedするための降下descentをする地点positionまで維持maintainする。
    • 周回circling進入approacにおいて進入復行missed approach行うdictated場合は、適切なappropriate方向direction旋回turnし、正しいcorrect手順procedure進入復行missed approachへの移行transitionに適した形態configurationの設定を行う。
    • 周回circling進入approachに必要なすべての手順proceduresを実施し、円滑smooth積極的positiveタイミングtimely mannerのよい制御行うperform

課目11:緊急手順

11 緊急手順Emergency Procedures

検定官examiner3つ緊急処置emergency proceduresまたはシステムsystem不具合malfunctionsについて検定testする。
グループ1または2計器Instrument飛行証明Rating(多発)の検定qualificationsにおいては、少なくとも1つ課目11Aエンジンengine故障failure項目itemを実施すること。
グループ3(単発)の場合は課目items11B~Dのみonlyを実施する。

片発singleでの進入approac時に着陸復行overshootが必要な場合は、BOTHエンジンengines着陸復行overshoot使用availableできるestablishedということを予めbeforehand確認しておくべきである。
すべての航空機が、あらゆる状況conditions片発のsingle engine上昇climbing性能要求を満たしている訳ではない
片発にsingle enginよる進入approachの検定を実施するも、片発single engine着陸復行overshootを要求する訳ではない

11A エンジン故障

11A エンジン故障Engine Failure
「エンジン故障」の目的
  • 安全safely多発機multi-engine操縦control維持maintainすること。
  • エンジンengine故障failureが発生した場合の適切appropriate故障対処drill行うcarry outこと。
  • 片発one engine不作動inoperativeの状態で安全safe着陸landing完了completeすること。
「エンジン故障」の概要
  • 対地1,000ft以上1000 feet AGL or higher安全safe高度height検定官examinerエンジンengine故障failure模擬simulate
  • 受検者は故障failedエンジンengine特定identifyし、緊急処置emergencyチェックリストchecklistにしたがいエンジンengine故障failure時の要領drill想定simulate実施execution
  • 引き続き、課目8で行う安全safe着陸landingに向けた進入approachのうち1回分実施execute
  • 滑走路runway上の必要な目視visual物標references視認obtained出来なかった場合には進入復行missed approach実施execute
  • いずれも片発one engineフライトflightアイドルidleまたはゼロzero推力thrustに設定して行う
  • 飛行flight計器instrumentsのみsolely参照referenceして機体を制御control
「エンジン故障」の合格基準
  • 検定官examinerによる模擬simulatedもしくはエンジンan engine停止shut downせざるを得ない必要性のあるシナリオscenarioにしたがい、エンジンengine故障failure認識recognizeする。
  • 機体の操縦control維持maintainする。
  • 出力を設定set the power controlsし、必要な操縦control適切proper手順saquencesで行い効力drag減少reduceさせる。
  • 不作動inoperativeエンジンengine識別identifyし、確認verifyする。
  • 機体ごとの最良best片発不作動速度one-engine inoperative airspeed設定establishし、機体aeroplaneトリムtrimする。
  • 時間が許す限り、出力power復活restoringと、不作動inoperative側のエンジンengine停止securingするためのチェックリストchecklist手順procedures完了completion確認verifyする。
  • すべての飛行段階phase of flight必要な運動manoeuvring性能の最大発揮best performanceのための推奨recommended飛行flight姿勢attitude形態configuration確立establish維持maintainする。
  • 必要に応じ、指定specified高度altitude±100ft指定desired針路heading±10°維持maintainする。
  • 作動operatingしているエンジンengineのすべての機能functionsモニターmonitorし、必要な調整adjustmentsを行い、機体ごとのエンジンengine不作動inoperative時の運用operating制限limitationsしたがいadhere片発one engine不作動inoperative状態安全safe着陸landing行うexecute

想定simulatedエンジンengine故障failure課目9進入復行Missed Approach」と一緒に行ってはならないNOT to be combined

11B/11C/11D 各種システムの不具合と緊急手順

11B/11C/11D 各種システムの不具合System Malfunctions緊急手順Emergency Procedures
各種システムの不具合と緊急手順」の目的

IFR飛行に関連relatedするシステムsystem不具合malfunctions緊急emergency事態situationsに際し、推奨recommendedされる点検checks手順procedures完了completeすること。

「各種システムの不具合と緊急手順」の概要
  • IMC状態での安全safe飛行flight継続continuation影響impactingのある想定simulated不具合malfunctions緊急emergency事態のシナリオscenariosに沿って、推奨される点検recommended checks手順procedures完了complete
  • こうした状況situationsは、検定に使用する機体aeroplane適用可能applicableなものであること
  • この項目itemsは、地上groundまたは上空flightのいずれ検定testedが行われてもよいが、少なくとも1つ上空in flightで実施
  • 機体の性能performance天候状況weather conditionsその他other要素factorsにより、上空in flightでの安全safe実施conductができるかどうかを検定官examiner判断determine
  • 次に示すシステムsystem不具合malfunctionsについて、評価assessedを実施
システム不具合内容
  • 無線radio機器航法機器navigation equipment
  • 電気系統electrical system
  • 吸気系統vacuum system
  • 防除氷系統anti-ice and de-icing systems
  • IFR飛行flight必要requiredその他any other搭載機器installed system
「各種システムの不具合と緊急手順」の合格基準
  • 不具合malfunction事項迅速promptly識別する。
  • 必要に応じ適切applicableメモリーmemoryアイテムitems実施performする。
  • タイムリーtimely mannerに、正しいcorrect点検checks適切applicableチェックリストchecklistPOH/AFM承認approvedされたデータdataに基づく手順proceduresを実施する。
  • システムsystem運用operationに関する制限restrictions事項限界limitations事項考慮considerし、飛行flight継続continueするための適切appropriate対応proceduresを実施する。
  • 残りremainder飛行flight時間のための合理的reasonable行動方針course of action追求developする。

タイトルとURLをコピーしました