【カナダ版】航空悪天予報図「GFA」の見方を日本語解説

FLIGHT

GFAとは

GFAとは、Graphic Area Forecastを指す略語です。(なぜ「GAF」でないのかは不明。。)日本語にすると「局地予報図」ぐらいになるかと思います。

6時間単位の向こう12時間分の3連続の予報気象図で、24,000 ft (400ミリバールMb) 以下の高度帯で起こり得る気象状況について、指定の地域と時間に特化して予報されます。
この気象図は、主に、カナダ国内の飛行で事前計画が必要なジェネラル・アビエーションリージョナル・エアキャリア運航者向けに作成されています。

飛行訓練への適用

飛行訓練は多くの場合、気象状況に影響されやすい小型機を使用しています。そのため気象予察は、安全上の非常に重要な要素になります。未来のことは誰にも分かりませんが、ある一定の理論が適用可能な気象現象において、これまで積み重ねられた膨大な気象観測データに基づき、プロの予報官たちが見通しを立てて可視化してくれる、それがGFAです。

忘れてはならないのは、これはあくまでも「起こり得る可能性の予報」であり、実際にその時間になってみると、予報ほど天候悪化しないこともあり、逆に予報よりも早い時間帯で悪化することもあるということです。

ただし我々が飛行計画をする際の気象予察の段階においては、気象上の起こり得る影響を把握するには、GFAは非常に便利で分かりやすく、活用することが多い気象図の一つであるといえます。

GFAの適用範囲

カナダ国内を7つのGFA地域に分割して、カナダの責任ある空域をすべてカバーしています。

BC州における飛行では、「PACIFIC」地域を活用します。

発行のタイミングと有効時間

GFAは、1日4回、予報時刻開始のおよそ30分前に発行されます。
GFAは世界協定時(UTC)の0000、0600、1200、1800を有効時刻として予報されるので、実際にはそれぞれ世界協定時の2330、0530、1130、1730頃に発行されます。

発行時間ISSUED TIME
(UTC)
BC州ローカル
(夏時間)
BC州ローカル
(冬時間)
有効時間VALID TIME
(UTC)
2330163015300000
0530223021300600
1130043003301200
1730103009301800

発行時間の把握は、訓練生にとって非常に重要です。
例えば、天候状況から訓練の実施の可否を判断しかねる場合、「GO」「NO GO」の判断について「いつまで待って決めるか」を考えることがあります。1時間ごとに更新されるMETARを活用しながらも、このGFAで最新の予報を確認すれば、判断の助けになることがあります。そのためには、例えば夏季のBC州では1030と1630にならないと最新版が出されないということを知っておくとよいでしょう。

GFAの種類

発行されるGFAは、毎回6枚の予報図で構成されます。
GFAの種類は2種類で、雲と顕著な気象現象の予想になる「CLDS & WX」と、着氷と乱気流と氷結高度を予想する「ICG/TURBC/FRLVL」です。

CLDS & WX
ICG/TURBC/FRLVL

更にそれぞれに「最も近い時間の予報」「6時間予報」「12時間予報」の3つの時間帯分の予報が出されます。

GFAの種類と数のまとめ

「1日4回」×「7地域」×「2種類の図」×「3つの予報時間帯」

カナダでは毎日、合計168枚のGFA予報図が発出されていて、それぞれオンラインでアップデートを確認することができます。

使用単位

GFAで使用される単位

速度KT(knots)
高度100ft単位で単位省略(特段の説明がなければASLが適用)
水平視程SM(Statute Miles) (6SM以下の場合のみ表示)
時間UTC(Universal Coordinated Time)
距離NM(Nautical Mile)…参考程度

略語と記号の意味

GFAで使用される記号は、AIPの重大気象予報図Significant Weather Prognosis chartで示されるものを準用します。

乱気流や着氷など顕著な気象現象

地上天気図上の前線などの記号

記 号意味(英語)意味(日本語)
High pressure centre高気圧中心
Low pressure centre低気圧中心
Cold front寒冷前線
Cold front aloft上空寒冷前線
Warm front温暖前線
Warm front front上空温暖前線
Stationary front停滞前線
Occluded front閉塞前線
Cold frontogenesis寒冷前線発達過程
Warm frontogenesis温暖前線発達過程
Stationary frontogenesis停滞前線発達過程
Cold frontolysis寒冷前線衰退過程
Warm frontolysis温暖前線衰退過程
Stationary frontolysis停滞前線衰退過程
Occluded frontolysis閉塞前線衰退過程
Squall lineスコールライン
Troughトラフ(気圧の谷)
Upper Trough上空のトラフ(気圧の谷)
TrowalトローワルTROugh of Warm air ALoft
上空暖気による気圧の谷
前線記号の法則

色と形 赤いかまぼこ型:温暖型 ⇔ 青い山型:寒冷型
合流方向 同方向:閉塞型 ⇔ 逆方向:停滞型
中身 色塗り:通常 ⇔ 中空:上空
 連結:通常 ⇔ 隙間あり:発達中 ⇔ 点線:衰退中

図中で示されるポイント名

図中では主な飛行場や空港が印で示されています。
実際のGFA上では、○にマウスのカーソルを合わせてみるとそのポイント名を知ることが出来ますが、ここでは一覧にして紹介してみます。

GFAの構成

ぞれぞれのGFAの図は、次の4つの部分で構成されます。

タイトル欄

タイトル欄は、図の右上にあり、図の名称発行事務所の4桁IDGFA地域の名称図の種類発行日時有効日時が示されます。

次の図例では、以下のように読み取ります。
図の名称:GFACN33
発行事務所の4桁ID:CWUL(モントリオール観測所)
GFA地域の名称:オンタリオ-ケベック
図の種類:雲と気象図 (CLDS & WX)
発行日時:1999年9月17日 世界協定時11:30(UTC)
有効日時:1999年9月18日 世界協定時00:00(UTC).

有効時間を示す「VLD」の考え方については、「この時刻から6時間有効」となると言うことを意味します。

凡例欄

凡例欄は中段で示されます。気象情報図中にて使用される記号が説明されます。

図例では、雷雨を示す「TS」とその記号、熱帯暴風域を示す記号が凡例として記載されています。併せて、距離感の把握に役立つNM単位のスケールバーが記載されます。

備考欄

備考欄は、霧の形成や消散に関する情報、視程の悪化や回復についてなど、気象予報官が留意する重要な情報が記載されます。軽微な着氷の情報など、図をできるだけ簡素化するために、図中で説明しにくい事項を文章で説明する場合にも活用されます。

図例では、予報官は2つのコメントを記載しています。
①霧及びもやが14:00UTC以降に消散の傾向であるということ
層積雲(SC)stratocumulusのシーリングが15:00UTC以降に雲量3~4のSCTになるということ

一般的な注意書きとして、
HGTS ASL UNLESS NOTED」(高度HGTS情報は別示されない限りASLを使用する)
CB, TCU, AND ACC IMPLY SIG TURBC AND ICG(積乱雲CB塔状積雲TCU塔状高積雲ACCは、重大なSIG乱気流TURBC着氷ICGを伴う)
CB IMPLIES LL WS」(積乱雲CB低層LLウィンドシアWSを伴う)が説明されます。

下段では、IFRに関する予報の「IFR OTLK」として、更なる12時間の気象状態に関する見通しOUTLOOKの予報が記載されます。基本的には常に全般に対する見通しであり、IFR気象状態が予想される主要な地域や、悪天候をもたらす原因、関連する気象現象について示しています。

図の例では、「IFRはセント・ロレンス・バレーSt Lawrence Valleyの南側で低シーリングCIG降雨RAもやBRが原因となりIFR状態になる」ことが予報されています。また、より局地的なlocal予報として、「ジェームズ湾James Bay(JAMSBA)ハドソン湾Hudson’s Bay(HSNBA)のある北西方向からの大気の流入に伴ってnorthwesterly flow of air from沿岸部ONSHR登り斜面地域UPSLPで、局地的にIFR状態になる」という予報が読み取れます。

IFR予報は、次の条件を元にして出されています。

IFR予報の判断条件
分類シーリング条件視程
IFR1000ftAGL未満or3SM未満
MVFR1000ft~3000ftAGLor3~5SM
VFR3000ftAGL以上and5SM以上

IFR状態(IMC)が特に予報されない場合には、「NIL SIG WX」と備考欄に示されます。ここでは、MVFRになる見通しがあっても特に記載はされません。

MVFRとは、Marginal Visual Flight Rulesのことで、引き続きVFRで飛行可能な気象条件ではあるものの、文字通りIFRとVFRのどちらにも振れる可能性のある「中間的な」気象状態です。訓練飛行であれば、訓練効果の低下や安全確保から訓練を実施しないことが多いと思います。日本には存在しない概念です。

気象情報欄

メインとなる気象情報欄の部分は、雲に関する予報と気象の状態(CLDS & WX)または着氷・乱気流の予報、特定時間の着氷高度の状態(ICG/TURBC/FRLVL)について示します。

雲と気象に関する図

雲と状況と顕著な気象現象を報じる「CLDS & WX」の図では、雲の層地表面における気象現象視程気象と視程障害を特定の有効時間について予報します。
等圧線Isobarsは、同じ表面の圧力を結んだ線で、4ミリバールmb間隔で描かれます。さらに、図中の気象状態に関連する気圧配置などの気象概況も、有効時間内での移動速度や方向とともに描かれます。

気象概況(気圧配置等)

気圧配置の変動は、移動速度が5kt以上で予報される場合、速度のkt表記進行方向が矢印で図中に示されます。5kt未満の速度で移動する場合は、「ほぼ停滞」を意味するQS(quasi-stationary)が書かれます。

低気圧の中心が15ktで東に進み、これに付随する寒冷前線が10ktで南東進する場合の例が図の例です。

地表面から24,000 ft ASLまでの予報される雲底雲頂は「CLDS & WX」の図で示されます。

TCUACCCBのような対流雲の雲頂は、24,000 ftを超えていても記載されます。

巻流雲Cirrusはこの図では書かれません。雲の種類は重要と考えられる場合のみに記載されます。CUTCUACCCBのような対流雲は存在の予想があれば必ず書かれます

茶色のもくもくの境界scalloped borderで描かれた図は、雲量がBKNOVCの場合にまとまった雲の範囲を示します。

図示する例は、BKNのCU雲のまとまった範囲で、雲底2,000 ft ASL、雲頂8,000 ft ASLです。

まとまった雲が予報されないエリアでは、視程が6SM以上の予報であれば、もくもくの境界は使用されません。このようなエリアでは、スカイコンディションは、SKC、FEW、SCTの用語で示されます。

次の図の例では、まとまっていないSCTの雲が雲底3,000 ft、雲頂5,000 ftで予報された場合の記載例です。

複数の雲の層が予報される場合、雲量は各層での雲量を示し、あくまで合算ではありません。雲底高度と雲頂高度がそれぞれ示されます。

例えば、SCTのCU層の雲が雲底3,000 ft ASL、雲頂5,000 ft ASLで、それより高いOVCのASの雲が雲底10,000 ft ASL、雲頂13,000 ft ASLであるときは次の図のようになります。

全ての高度の表記では、100ft単位に切り上げられた数字が記載されます。「2」は200ft、「45」は4,500 ftで、特段指示ない限り海抜高度ASLで書かれます。シーリング(CIG)は、対地高度AGLで備考欄に示されます。(例:ST CIGS 5-10 AGL

地表面付近の雲は「OBSCD」の用語で表示されます。

図中の縮尺範囲を超えるような非常に大きな範囲で境界線が描かれた場合、図中では線で結ばれたエリアにならずに、線のみが描かれ、「どちらが範囲内なのか」が分からなくなることがあるかもしれません。
その場合は、このもくもく境界線が英語で「scalloped boundary」と言うことを思い出せば、ホタテのようにもくもくした形が正しい範囲であり、とげとげした方で結ばれることはないことを思い出せます。

地表面

地表面の層Surface-based layersにおける気象現象の説明は、簡略化された英語で記載されます。OBSCDは、不明瞭なobscured状態を示し、鉛直視程はAGLで100ft単位で示されます。
例えば、シーリングが対地300ftから500ftの間で不明瞭な場合には、「LCL OBSCD CIG 3 – 5 AGL」と示されます。

視程

視程Visibilityは、SM単位で記載されます。6SM以上あるときは、P6SMと記載されます。予報視程が2SMから4SMの間で変動しそうなときで、弱いしゅう雨を伴う場合は、2 – 4 SM – SHRAと記載されます。

気象と視程障害現象

雨など、予報される気象現象天候は、常に視程情報の直後に書かれます。視程障害は、視程が6SM以下になる場合のみに書かれます。(2-4SM -RA BR) 気象と視程障害現象を説明する際は、AIPで示される通常の略語が使用されます。

破線+斜線模様断続的intermittentまたはにわか雨showery precipitation
実線+水玉模様継続的な降水continuous precipitation
オレンジ破線降水現象以外での6SM未満への視程障害を伴う予報範囲
赤実線氷雨の予報範囲

対流雲としゅう雨性の降水

略語説明覆域
ISOLD孤立的Isolated25%未満
OCNL部分的Occasional26~50%
FRQ高頻度Frequent50%以上

積雲CU塔状積雲TCU搭状高積雲ACC積乱雲CB

非対流性の雲と降水

略語説明覆域
LCL局地的Local25%未満
PTCHY斑点状Patchy26~50%
XTNSV広範囲Extensive50%以上

非対流雲と降水、低層雲のシーリング、着氷、乱気流、視程障害現象

等圧線

等圧線Isobarsは、同一の表面における等圧点を結んだ線で、「CLDS & WX」の図で4ミリバールmb間隔で記載されます。

地上風

予報される風向と風速は、定常風sustained20kt以上の場合に矢羽根wind barbsとともに描かれます。ガストが示されるときは、「G」の文字とともに、最大の風速がktで書かれます。風が3kt以下と微弱な場合には「VRB」の用語が使用されます。

矢羽根の読み方

長い羽根1本=10kt
短い羽根1本=5kt
矢羽根の方向=風の吹く方向(吹いて「来る」方向で呼称)

例えば、地表風が西の270°Tから25ktでガスト最大35ktで予報された場合、図のようになります。

着氷・乱気流・氷結高度図

着氷・乱気流・氷結高度図Icing, Turbulence and Freezing Level Chart「ICG/TURBC/FRLVL」は、予報範囲の特定時間における、着氷と乱気流、氷結高度が示されます。着氷と乱気流については、種類強度intensity予報高度帯が示されます。「CLDS & WX」の図と同じく、前線や気圧の中心などの地表面の気圧配置などの気象概況が合わせて示されるので、それぞれを見比べて状況を把握することができます。

着氷

着氷Icingは、並みmoderateの程度または強いsevereものがエリア内で予報される場合に示されます。それぞれの着氷層の予報高度帯は100ft単位でASLで着氷の種類がRIME」「MXDmixed」「CLRclearの3種類で示されます。着氷の予報が軽度な場合や予報時間のうちのほんの一時的に予報されるにすぎない場合には、発生する可能性のある時間帯備考欄に示されます。

並みの程度の合成タイプの着氷が予想され、ベース2,000 ft、トップ13,000 ftで予報される場合は、次の図ように示されます。

強い着氷が予報される範囲には、より高密度なhigher density点が描かれます。図の例では、周囲が並みの着氷域、中心が強い着氷域を予報する場合を示します。

【参考】着氷の種類による特徴

Icing Types (TC AIM MET 2.4 Airframe Ice)

樹氷(Rime ice)

サラザラRoughした乳白色milky不透明opaqueな氷で、細かい過冷却水滴small supercooled water droplets瞬時に氷結instantaneous freezingすることで形成される。

出典:ntrs.nasa.gov

雨氷(Clear ice)

透明または半透明clear or translucent艶のあるGlossy氷で、大粒の過冷却水滴large supercooled water droplets比較的ゆっくりrelatively slow freezingと氷結することで形成される。

出典:ntrs.nasa.gov

合成氷(Mixed ice)

樹氷rime雨氷clearの両方による氷結を同時に伴う場合に形成される混合状態。

出典:ntrs.nasa.gov

乱気流

乱気流Turbulenceは、並みmoderateの程度または強いsevereものがエリア内で予報される場合に示されます。それぞれの乱気流発生予想高度帯は100ft単位で示されます。乱気流の種類は、次の表のような略語で示されます。

略語説明
MECH 機械的乱気流mechanical turbulence
LLWS 低層ウィンドシアlow level wind shear
LEE WV 山岳波lee/mountain waves
LLJ 重大な下層Low LevelジェットJet
CAT 晴天乱気流clear air turbulence

次の例は、線で囲まれたエリアに、晴天乱気流を原因とする並みの乱気流が18,000 ftから26,000 ftの間で発生する予報です。

い乱気流が予想される範囲では、より高密度のhigher density斜線hatchingが描かれます。図は周囲が並みの乱気流域、中心が強い乱気流域を予報する例です。

異なる高度帯の乱気流予報であっても、図中で重なって表示される場合には、低層のものが「」方向。より高高度のものが「」方向の斜線で描かれ区別されます。

【参考】乱気流の規模の評価

Turbulence Reporting Criteria (TC AIM MET2.2.2)

弱い乱気流

【航空機の反応】瞬間的momentarily発生する軽微slight突発的高度変化erratic changes in altitudeまたは姿勢attitude変化を伴う「弱い乱気流Light Turbulence」または体感を伴う高度や姿勢変化appreciable changes in altitude or attitudeのない軽微slight素早いrapidリズムのある上下動rhythmic bumpinessを伴う 「弱い揺れlight chop

【機内の反応】:搭乗者はシートベルトseat beltsショルダーストラップshoulder strapsへの軽微な張りslight strainsを体感。固縛していない搭載物Unsecured objects若干動くdisplaced slightly。機内のフードサービスは引き続き行われ、機内での歩行にも大きな影響がないlittle or no difficulty is encountered in walking程度。

並みの乱気流

【航空機の反応】弱い乱気流に似ているsimilar to light turbulenceが、より強い程度greater intensityのもの。高度や姿勢変化は発生するが、航空機のコントロールは引き続き常に可能remains in positive control at all timesな状態。対気速度の変化variations in indicated airspeedが起こりやすい「並みの乱気流moderate turbulence」または並みの揺れに似ているsimilar to light chopが、より強い程度greater intensityのもの。体感を伴う高度や姿勢変化appreciable changes in altitude or attitudeのない急激な上下動や揺れrapid bumps or joltsを伴う「並みの揺れmoderate chop

【機内の反応】:搭乗者は、シートベルトseat beltsショルダーストラップshoulder strapsへの確実な張りdefinite strainsを体感。固縛していない搭載物Unsecured objects動くdislodgedフードサービスFood service機内歩行walking困難difficult

強い乱気流

【航空機の反応】大きくlarge唐突なabrupt高度・姿勢変化を伴う乱気流。対気速度の大きな変化large variations in indicated airspeedが起こりやすい。航空機が瞬間的にコントロール不能状態momentarily out of controlに陥る「強い乱気流severe turbulence

【機内の反応】:搭乗者はシートベルトseat beltsショルダーストラップshoulder straps激しく拘束forced violentlyされる。固縛していない搭載物Unsecured objects突き上げられ暴れまわるtossed about。機内のフードサービスFood service機内歩行walking不可impossible

氷結高度

氷結高度Freezing Levelは、「ICG/TURBC/FRLVL」の図中で、破線で示される等高線です。氷結高度になる高度は、ASLで地表からの2,500 ft間隔で書かれます。上空の氷結層や、高度の一時的な変化などは備考欄に示されます。

氷結高度が書かれる場合、最も下層のものだけが記載されます。
非氷結層(AFL)above freezing layerは、図のように閉ざされた区画で示されます。「FZLVL 20 LWRG TO SFC AFT 03Z」といったように一時的な変化備考欄にて補足されます。

下層ジェット軸

下層ジェット軸(LLJ)Low-level jetは、GFAの最大風速が50ktを超える下層ジェット流が予報される際に記載されます。ジェット流に付随して乱気流シアーが予想される場合には35ktから45ktでも記載されることがあります。
矢印がジェット軸の位置と方向、四角枠の中で予想最大風速が示されます。

一般的に、高標高地域を除き下層ジェット軸(LLJ)は6,000 ft以上の場合は記載されません
ジェット軸の高度は記載されませんが、図のように乱気流と共に高度情報が記載される場合もあります。

GFAの補足版

気象状況が予報されたものの実際には発生しなかった場合、またはその逆で、予報されていないものの実際には発生する場合があります。運航に重大な影響を及ぼすと判断された場合は、GFAは自動的にAIRMETにより補足されます。
それぞれのAIRMETでは、どのGFAが補足されたのかが分かるように示されます。加えて、GFAは自動的にSIGMETによっても補足されます。これは、SIGMET自体に言及がされていなかった場合においても同様です。

GFAの訂正版

GFAは、重大な誤りを含んでいた場合に再発行されることがあります。この誤りとは、訂正されずに残されたもの、誤った解釈によるものなどです。誤りを含む図のみが再発行され、適切な説明書きが備考欄に示されます。

再発行された際には、訂正を示す記号であるCCAが図の右上のタイトルボックスに示されます。
A1回目の意味で、2回目以降はCCB、CCCで示されます。

たまたまいいタイミングで出ていたGFA訂正版
英語表現メモ

convective cloud:対流雲
quasi-stationary:ほぼ停滞
precipitation:降水
aloft:上空の
occluded:閉塞型(前線)
frontogenesis:発達中の前線
frontolysis:衰退中の前線
obscured:不明瞭な
scalloped:ホタテのようにもくもくした

ちなみに

日本の悪天予想図はこんな感じ。

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