無事にBC州の運転免許に書き換えができ、クラス5をもらうことができましたか?
では、クラス5とは一体何? 釣り用のボートを引っ張る車やキャンピングカー、引っ越しの手伝いで借りた少し大きめのトラックなど・・・私たちは一体何を運転することができるのでしょうか?
免許証の限定等級を外れた車を運転すると、Under Licesed Drivingといって、無免許と同じ罰則を受けることになります。正しく理解し、必要があれば限定を解除する必要があります。
BC州の免許取得の制度全般についてのまとめはこちら!
クラス1: バイク以外の全車種
セミトレーラー車やその他の連結式の自動車を含む全ての車種に乗れるクラスです。ただし、二輪車については除外されています。
対象年齢19歳以上
クラス2: 大型のバスや特殊車両
スクールバス、特殊バスを含むバス類や特殊車両に乗れるクラスです。
トレーラーや牽引車両については、エアブレーキを搭載していない場合は重量4,600kg以下に制限されます。クラス4の限定範囲も含みます。
対象年齢19歳以上
クラス3: 大型トラックなど
ダンプ車両や大型牽引車など2軸以上(6輪など)のトラック、 クレーン車に乗れるクラスです。貨物や乗客を運ぶバスは除外されます。
牽引車については重量制限はありませんが、トレーラーは、エアブレーキを搭載していない場合重量4,600kg以下に制限されます。クラス5の限定範囲も含みます。
対象年齢18歳以上
クラス4: 小型のバスや特殊車両など
限定なし
クラス4には限定ありとなしの2種類あり、なしのクラスでは、スクールバスや特殊バスなどの運転手を入れて25名まで乗れるバスや、障がい者用の特殊車両、タクシーやリムジン、救急車などに乗れます。クラス5の限定範囲も含みます。
限定あり
限定ありのクラス4は、タクシーやリムジン、救急車、運転手を入れて10人まで乗れる障がい者用の特殊車両に乗れるクラスです。こちらもクラス5の限定範囲を含みます。
対象年齢は限定の有無によらず19歳以上
クラス5: 乗用車など
2軸(4輪)の乗用車、バン、トラック、重量4,600kg以下のトレーラーや牽引車両、キャンピングカー、運転手を入れて10人まで乗れるスクールバスなどとして使用される乗用車、 工事車両や多目的車両に乗れるクラスです。
また、スクーターなどの小型バイクや4輪バギーに乗ることもできます。ここでのバイクとは、排気量50cc以下、ギア操作不要、最高速度70km以下、ホイールが10インチ以上、乾燥重量が95kg以下のものに限られます。
3輪自動車に乗ることも出来ますが、3輪バイクやサイドカー付きバイクは含みません。
クラス4の車両とバイクは含みません。
初心運転者プログラム中の場合は「クラス7」となり、対象車両はほとんど同じですが、スクーターなどの小型バイクは含まれません。
対象年齢16歳以上
クラス6: バイクなど
バイク、3輪バギー、4輪バギーに乗ることのできるクラスです。
初心運転者プログラム中の場合は「クラス8」となり、対象車両は同じです。
対象年齢16歳以上
コード20: 重々量トレーラー用限定解除
クラス4または5で制限されている4,600kg以上のエアブレーキ非搭載重々量トレーラーまたは牽引車の限定を解除するコードです。クラス5の限定範囲も含みます。
対象年齢18歳以上
コード7: キャンピングトレーラー用限定解除
こちらもクラス4または5で制限されている牽引車の中で、4,600kg以上でエアブレーキ非搭載のキャンピングトレーラー用の限定解除コードです。クラス5の限定範囲も含みます。
対象年齢18歳以上
まとめ
日本では、免許や限定にその特徴を示す名称が与えられています。例えば、「大型
自動二輪車免許」「準中型自動車免許」などです。
一方BC州では、「クラス〇」という呼称がなされ、内容がいまいち分かりづらくなっています。
それもそのはず、車両の種類が非常に多く、日本では特殊と言われる比較的大型の牽引車なども、生活の中で一般的なのです。したがって、免許の等級の中で細かく種類を限定し、安全を確保しつつ免許の種類を無秩序に増やさないように工夫されているんですね。
BC州の運転免許証を取得した方は、ほとんどの方がクラス5を持っているかと思います。
免許範囲は、日本で最近できた「準中型免許」に近いもので、日本の普通免許の感覚で乗れば問題ないかと思います。
4輪なら「いすずエルフ」クラスの5t車でも、一体型のキャンピングカーもOKですし、釣りボートの牽引やトレーラータイプのキャンピングカーも重量にさえ注意すれば運転可能です!