CELPIPとは?
Canadian English Language Proficiency Index Programの略で「セルピップ」と発音します。
BC州立大学 (UBC) の一部門であり、カナダの英語能力試験を実施する唯一の移民局認定機関である「パラゴン社」が2009年から運営しているカナダ移民のための英語試験です。
このテストでは、職場での同僚や上司とのコミュニケーション、友人の会話、ニュースの理解、文章の読み取りや対応など、受検者の日常の英語能力が主眼に置かれています。
また、取り扱われるトピックがカナダに関連するものが多いことが特徴です。例えばカナダ特有の動物の話であったり、自然や先住民族に関連する話題など、知らなければ解けないということは全くないものの、カナダについて知っていることが多ければ多いほど、なんとなくそういう話ね、ということが分かりやすくなると言われています。
また、リスニングで聞かれる英語については、TOEICなどでは特定のアクセントをもつ英語圏の人などが偏って不利有利になることがないよう、アメリカ英語/ブリティッシュ英語/オーストラリア英語の各アクセントをもつ声優が参加しているのとは対照的に、比較的ニュートラルで聞き取りやすいと言われるカナダ英語だけが使用されているのが特徴的です。
カナダの英語とは?
ブリティッシュ英語の要素とアメリカン英語の両方の要素が混合していますが、一般的には地理的・文化的により身近なアメリカン英語の方が関係が近く、ほぼ聴き分けが付かないという統計があります。また双方を併せて「北米英語」と分類されることもあるようです。
スペリングのしかたでいうと、例えばcentre、colour などはどちらのスペルを使用してもOKと幅広い基準になっています。
CELPIPもいくつか種類があるの?
CELPIPもIELTSなどと同様、用途に応じて2種類が設定されています。
かつては留学関係で使用できるCELPIP-Academicというものもあったようですが、2015年に撤退しています。
CELPIPの4つの特徴
CELPIPを運営するパラゴン社は、次の4つがCELPIPの大きな特徴であると発表しています。
試験内容
試験で実施する4科目について、概要と試験時間、問題数などについて次の表のとおりにまとめてみました。
試験会場と日程 (BC州)
カナダ全体でCELPIP-Gを受検できる会場は33会場あり、中でもBC州に合計12会場が集中していることから(さすがUBCが作った試験!)BC州での受検が特に便利です。
地域名 | 会場名 | 所在地 |
---|---|---|
コキットラム | コキットラム・カレッジ | 516 Brookmere Avenue |
カムループス | スプラット・ショウ・カレッジ (カムループス校) | 340 Victoria St (301号室) |
ケロウナ | オカナガン・カレッジ (ケロウナ校) | 1000 KLO Rd |
ナナイモ | アヴァロン・キャリア・カレッジ | 155 Skinner Street (201号室) |
ノースバンクーバー | インパクト・ノースショア (旧ノースショア多文化社会会館) | 123 East 15th Street (207号室) |
プリンスジョージ | コパール・アドミニストレーション社 | 2211 Nicholson St S |
リッチモンド | クワントレン・ポリテクニック大学 (リッチモンド校) | 8771 Lansdowne Road (2075号室) |
サレー | クワントレン・ポリテクニック大学 (シビルプラザ校) | 13485 Central Avenue (8階) |
バンクーバー | ELS-ILSC 試験センター | 540 Seymour Street |
〃 | パラゴン社・バンクーバー | 2925 Virtual Way (110号室) |
〃 | アシュトン・テスティング・サービス | 1190 Melville Street (410号室) |
〃 | ILAC (カナダ国際言語学校) | 688 W Hastings St (3階) |
ヴィクトリア | ビクトリア・移民難民会館 | 1004 North Park Street |
〃 | グローバル・ビレッジ・ビクトリア | 1290 Broad Street (200号室) |
会場によって設定する試験日程が異なっており、土日だけの開催であったり、平日もやっているけど午前だけ午後だけというところもあるので、受検を計画する際はお近くの会場ということと、便利な日程を採用しているかどうかも併せて確認してみましょう。
テストのスコアについて
CELPIPの特徴のひとつでもある「結果受領の早さ」ですが、受験後4~5日でスコアを確認することが出来ます。
アカウントを事前に作っておいて、登録したEメールやSMSに結果の送付が完了した旨の連絡があったら、オンラインページで結果がPDFでダウンロードできるような流れです。
IELTSのように、0.5単位の点数設定はありませんが、CELPIPのスコア=そのままCLBに読み替えることが出来るので、便利ですね。
試験結果の入手法
上述の通り、結果自体はオンラインで確認することができ、「CELPIP Official Score Report」PDFをダウンロードすることが出来ます。
もしハードコピーでの結果通知の発行を希望する場合には、別料金(20ドル)が必要となります。更に速達での郵送を希望する場合には別料金で対応してくれるサービスもあります。
試験結果の有効期間
永住権申請等で使用できるのは過去2年以内の試験結果ですので、実質それが期限となります。
またオンラインで結果参照できるのも過去2年以内に受験した結果だけとされています。
評価方法
各点数とCELPIPスコアとの関係性 (概略)
リスニングとリーでイングについては、全問選択式ですので、正解か不正解かどちらかにコンピューターで機械的に採点されます。
ライティングとスピーキングに関してはコンピューターで機械的に判定は出来ないので、次のような基準に基づき、認定の試験官が個別に採点を行っています。
ライティング
レベル | 内容 / 論理性 | 語彙力 | 読みやすか 聞きやすさ | 達成度 |
---|---|---|---|---|
概要 | ・アイデアの数 ・アイデアの質 ・アイデアのまとまり ・例示と付随詳細 | ・単語の選択 ・単語やフレーズの適切な使用法 ・単語やフレーズの範囲 ・正確さ | ・形式と構成 ・接続子と転換語 ・文法と文構造 ・スペルと句読点 | ・関連性 ・完全性 ・語調 ・単語数 |
12 | ・複雑な形式的及び非形式的な文章を目的や意図や対象に応じ、最大限広範囲に記述できる ・関連する十分な事実やより広範囲にわたる記載、詳細、引用を用いて考え方について発展的に表現できる | ・自身が意図する正確な意味を表現するために特定的で形式的、かつ一般的な単語を選んで使える | ・文章中もしくは文章間の連接を用いて考えどうしをまとめられる ・相当複雑で多様な文法構造を非常に良好に用いて記述できる | ・状況に適した語調や形式を用いて情報を表現できる ・自身の考えについて精確に意思疎通できる |
11 | ・短く形式的及び非形式的な文章をかなり複雑に記述できる ・関連する事実や記載、詳細、引用を用いて考え方について発展的に表現できる | ・自身が意図する意味を表現するために特定的で形式的、かつ一般的な単語を選んで使える | ・文章中もしくは文章間の連接を用いて考えどうしをまとめられる ・かなり複雑で多様な文法構造を良好に用いて記述できる | ・状況にほぼ適した語調や形式を用いて情報を表現できる ・自身の考えについて精確に意思疎通できる |
10 | ・短く形式的及び非形式的な文章をある程度複雑に記述できる ・ある程度広範囲に関連する事実や記載、詳細、引用を用いてキーとなる考え方を根拠づけて説明できる | ・正確な詳細情報や記述比較を用いて単語やフレーズを選んで使える | ・文章中もしくは文章間の連接を用いて考えどうしをまとめられる ・ある程度複雑で多様な文法構造を良好に用いて記述できる | ・ほぼ形式的及び非形式的な書き方にしたがう語調や形式を用いて情報を表現できる ・意図する意味を記述できる |
9 | ・短く形式的及び非形式的な文章をある程度複雑に記述できる ・関連する事実や記載、詳細、引用を用いてキーとなる考え方を根拠づけて説明できる | ・精確な詳細情報や記述比較を用いて単語やフレーズを選んで使える | ・よくまとまった文章記述できる ・ある程度複雑で多様な文法構造を用いて記述できる ・スペル、句読点の使用法を良好に用いて記述できる | ・ある程度は形式的だがほとんどは非形式的な書き方にしたがう語調や形式を用いて情報を表現できる ・意図する意味を記述できる |
8 | ・短くやや複雑な文章を記述できる ・根拠となる詳細を伴う主要な考え方について発展表現できる | ・意思疎通を図るために一般的もしくは文脈に沿った単語を使える | ・よくまとまった文章記述できる ・簡潔な文法やスペル、句読点の使用法を良好に用いて記述できる | ・一般的な書き方にしたがう語調や形式を用いて情報を表現できる ・与えられた話題について主要な考え方を記述し主張できる |
7 | ・短くやや複雑で事実的な文章を記述できる ・根拠となる詳細を伴う主要な考え方について表現できる | ・意思疎通を図るために一般的である程度文脈に沿った単語を使える | ・関連する複数の考えを文章の中でまとめられる ・複雑な文法構造を適切に用いて記述できる ・簡潔な文法やスペル、句読点の使用法を良好に用いて記述できる | ・もっとも一般的な書き方にしたがう語調や形式を用いて情報を表現できる ・与えられた話題について事実的な情報を記述できる |
6 | ・短くよくまとまった文章を記述できる ・主要な考え方とその根拠といえる詳細事項について表現できる | ・一般的な単語やフレーズを使える | ・関連する複数の考えを文章の中でまとめられる ・簡潔な文法を良好に用いて記述できる ・スペルや句読点を適切に用いて記述できる | ・ある程度状況に適した語調や形式を用いて情報を表現できる ・与えられた話題についてある程度事実的な情報を記述できる |
5 | ・短く簡潔もしくはやや複雑な文章を記述できる ・主要な考え方とそれに一部付随する考え方について表現できる | ・一般的な単語やフレーズを使える | ・2つ以上の関連する考えを総合できる ・簡潔な文法を良好に用いて記述できる ・スペルや句読点を適切に用いて記述できる | ・状況に適したある程度一般的なフレーズを使用できる ・身近な話題であればある程度の情報について記述できる |
4 | ・簡潔な文や短く簡潔な文章を記述できる ・個人的な情報について意思疎通できる | ・一般的な単語を使える | ・簡潔な文法をある程度用いて記述できる ・大文字や簡単な句読点を使用できる | ・状況に適したある程度一般的なフレーズを使用できる ・非常に身近な話題であればある程度の情報について記述できる |
3 | ・短く簡潔な文を記述できる | ・非常に一般的な単語を使える | ・ところどころで正しい文法を使用できる ・大文字や句読点をある程度使用できる | ・自身に関するある程度の情報について記述できる |
M | ・非常に短く簡潔なフレーズを記述できる | ・アルファベットや数字を書ける ・非常に一般的な単語を使える | ・滅多に正しい文法を使用しない | ・自身に関する非常に簡単な情報について記述できる |
スピーキング
レベル | 内容 / 論理性 | 語彙力 | 読みやすか 聞きやすさ | 達成度 |
---|---|---|---|---|
概要 | ・アイデアの数 ・アイデアの質 ・アイデアのまとまり ・例示と付随詳細 | ・単語の選択 ・単語やフレーズの適切な使用法 ・単語やフレーズの範囲 ・正確さ | ・リズム、発音、イントネーション ・一時停止、間投詞、および自己修正 ・文法と文の構造 ・さまざまな文の構造 | ・関連性 ・完全性 ・語調 ・単語数 ・長さ |
12 | ・厳しめな非日常的状況でも目的や意図に確実に合致した意思疎通ができる ・複雑で明確かつ精確な表現または詳細にわたる情報を伴う考えを根拠とする情報について表現し発展させられる | ・非常に具体的でも抽象的な言語を用いて表現できる ・かなり広範囲にわたる演説的な技法や熟語を使える | ・複雑多様で非常に広範囲にわたる文法構造をかなり効果的に用いた話し方ができる ・流暢なリズムや発音、抑揚をもってわかりやすく話せる | ・すべての状況や自身が追求する目的、聞き手との関係性に注意して自身の言葉の使い方を使い分けられる ・他者と話す際に自身の意見について精確に意思疎通できる |
11 | ・厳しめな非日常的状況でも目的に適った意思疎通ができる ・明確で精確な表現や理由を伴う考えを根拠とする情報について表現し発展させられる | ・かなりの程度具体的だが一部抽象的な言語を用いて表現できる ・かなりの演説的な技法や熟語を使える | ・複雑多様で広範囲にわたる文法構造を効果的に用いた話し方ができる ・一貫した流暢なリズムや発音、抑揚をもってわかりやすく話せる | ・ほとんどの状況や自身が追求する目的、聞き手との関係性に注意して自身の言葉の使い方を使い分けられる ・他者と話す際に自身の意見について意思疎通できる |
10 | ・やや厳しめな非日常的状況でも意思疎通ができる ・明確な表現や理由を伴う考えを根拠とする情報について表現し発展させられる | ・ある程度具体的だが一部抽象的な言語を用いて表現できる ・ある程度の演説的な技法や熟語を使える | ・複雑で広範囲にわたる文法構造を効果的に用いた話し方ができる ・流暢と言えるリズムや発音、抑揚をもってわかりやすく話せる | ・聞き手や状況により臨機応変に自身の話し方や話口調を調整できる ・他者と話す際に自身の意見を伝えられる |
9 | ・やや複雑な理由を伴う考えを根拠とする情報について表現できる | ・一般的もしくは文脈に沿った語彙を用いて表現できる ・ある程度の演説的な技法や熟語を使える | ・複雑な文法構造をある程度用いた話し方ができる ・かなり少頻度ではあるが自身で修正や反復または不適切な中断を伴いながら話せる | ・聞き手や状況に応じて自身の話し方や話口調を調整できる ・他者と話す際に自身の意見を伝えられる |
8 | ・やや複雑な理由を根拠としてつけられる具体的だが一部抽象的な情報について表現できる | ・一般的な単語とやや文脈に沿った語彙を用いて表現できる ・ある程度の演説的な技法や熟語を使える | ・複雑な文法構造をある程度用いた話し方ができる ・一貫した流暢なリズムや発音、抑揚をもってわかりやすく話せる ・かなり少頻度ではあるが自身で修正や反復または不適切な中断を伴いながら話せる | ・聞き手や状況に応じてある程度自身の話し方や話口調を調整できる ・他者と話す際に自身が意図する意味を伝えられる |
7 | ・やや複雑な理由を根拠としてつけられる具体的だが一部抽象的な情報について表現できる | ・一般的な単語とやや複雑な語彙を用いて表現できる ・ある程度の演説的な技法や熟語を使える | ・簡潔な文法構造を多く用いた話し方ができる ・理解できる程度のリズムや発音、抑揚をもってはっきりと話せる ・かなり少頻度ではあるが自身で修正や反復または不適切な中断を伴いながら話せる | ・慣れ親しんだ人との会話であれば自身の話し方や話口調を調整できる ・他者と話す際に自身が意図する意味を伝えられる |
6 | ・自身の意見や気持ちの根拠を理由とともに話せる ・事実的な情報と関連付けができる | ・一般的な単語を使える | ・簡潔な文法構造を用いた話し方ができる ・理解できる程度のリズムや発音、抑揚をもって常に話せる ・ある程度自身で修正や反復または不適切な中断を伴いながら話せる | ・慣れ親しんだ状況であれば自身の話し方を調整できる ・他者に何かを伝える際に精確な情報を提供できる |
5 | ・自身の気持ちや好みを伝えられる ・一般的な物事や状況自身が知る人に関する表現ができる ・自身が体験した短く簡潔な話ができる | ・一般的な単語を使える | ・簡潔な文法構造を用いた話し方ができる | ・慣れ親しんだ話題であれば十分な情報を提供できる |
4 | ・好きな物や嫌いなもの、どう感じたかが言える ・物事や状況、自身が知る人に関する簡単な表現ができる ・自身が体験した短く簡潔な話ができる | ・一般的な単語を使える | ・限定的だが簡潔な文法構造を用いた話し方ができる | ・非常に慣れ親しんだ話題であればある程度の情報量を提供できる |
3 | ・好きな物や嫌いなもの、何が欲しいかが言える | ・非常に一般的な単語を使える | ・ところどころ正確な文法を使用できる | ・自身のことや何が欲しいかをときどき話せる |
M | ・好きな物や嫌いなもの、何が欲しいかが時々言える | ・非常に一般的な単語やフレーズを使える | ・滅多に正確な文法を使用しない | ・自身のことや何が欲しいかをときどき話せる |
どんな人が採点官になるの?
試験問題について
防犯上・公平性の理由などから、同時期の受験でも複数の問題が設定されているとされています。
問題はできるだけ複数回受検が有利にならないように、同じ問題に出会わないように運営委員会は配慮しています。
問題によって必ずどうしても異なってしまう難易度については、あくまでも試験の目的が「受検者の英語能力を測定する」ことに着眼を置き、正答数と難易度を係数にして点数を算出しているようです。
個々の問題の詳細については別記事でまとめています。
勉強法について
自力で勉強する
公式問題集を利用する
公式問題集は、収録する科目内容に応じて2種類、各9冊分が設定されています。
購入方法は、各冊で計2回分が収録されていますので、一括で9冊を購入して計18回分をまとめて購入することもできますし、個別に必要な回数分を購入していくことも可能です。
GENERAL (4科目) | LS (2科目) | |
---|---|---|
対応科目 | リスニング リーディング ライティング スピーキング | リスニング スピーキング |
設定冊数 | 9冊 (計18回分) | 9冊 (計18回分) |
1冊ずつ個別購入 | 各35ドル | 各25ドル |
「1-9」(計18回分) | 200ドル | 145ドル |
「1-5」(計10回分) | 130ドル | 90ドル |
「6-9」(計8回分) | 105ドル | 75ドル |
公式教材を利用する
問題形式の分析、出題者の意図や採点基準などをご自身で細かく分析したい中級レベルの受検者向けに、この「Practice and Analysis」が設定されています。なぜこの解答例が低い点数で評価されるのか、こうした回答ならより高得点で評価されるといったことが書かれており、1回分の問題例が付属しています。
こちらも公式問題集同様に、4科目対応の「General」とリスニングとスピーキングに特化したLSの2種類が設定されています。
GENERAL (4科目) | LS (2科目) | |
---|---|---|
対応科目 | リスニング リーディング ライティング スピーキング | リスニング スピーキング |
購入価格 | 25ドル | 20ドル |
ほかにも、「スタディガイド」や「よくある間違い集」となるEBOOKも販売されています。
前者は、テストの構成についての説明や、各問題で何が問われているか、時間配分はどうか、より高得点をとるにはどういった方法が使用されるべきかといったことが書かれたPDFブックです。
後者は、文法(15例)や句読点の使用法(5例)、語法(5例)、スピーキング(5例)のよくある誤った使用法がまとめられた参考書です。
いずれもダウンロード形式ですので、細かな更新には対応できませんが、6ヵ月間の間に一度ダウンロードしてしまえば期限なく使用することができます。PDFは印刷制限が掛けられた設定となっています。
バンドル (4科目) | LS (2科目) | RW (2科目) | よくある間違い集 | |
---|---|---|---|---|
対応科目 | リスニング リーディング ライティング スピーキング | リスニング スピーキング | リーディング ライティング | ライティング スピーキング |
購入価格 | 40ドル | 25ドル | 25ドル | 20ドル |
オンラインコースを利用する
アクセルレートという名前で「リスニング+スピーキング」、「リーディング+ライティング」またその両者のセットで販売されています。
15時間分にわたるそれぞれ50個の指導ビデオや例題、分析内容が含まれたセットになっています。
バンドル (4科目) | LS (2科目) | RW (2科目) | |
---|---|---|---|
対応科目 | リスニング リーディング ライティング スピーキング | リスニング スピーキング | リーディング ライティング |
購入価格 | 40ドル | 25ドル | 25ドル |
学校で勉強する
実際に学校に通ったり、またはその学校が運営するオンライン学習サービスを利用して教育を受けることも可能です。CELPIP公認の「準備プログラム」という名前で設定されています。
地域 (BC州) | 開催校 | 形式 |
---|---|---|
Vancouver | Academy of Scholastic Achievement | オンライン |
〃 | Ashton College | オンライン+対面 |
〃 | The Joy of English | オンライン |
Richmond | CELPIPTestPrep 加一思培 | オンライン+対面 |
〃 | GoGoCELPIP | オンライン+対面 |
〃 | Quantum Academy | ー |
〃 | Simply English | オンライン+対面 |
Burnaby | Global Education Canada (环球雅思加拿大) | オンライン+対面 |
〃 | Tom’s Language School | オンライン+対面 |
〃 | Vancouver Churchill College | オンライン+対面 |
ー | ILIA English Academy | オンライン |
Vancouver | ELS Vancouver | オンライン+対面 |
〃 | Fluency Tutors | オンライン |
Surrey | DIVERSEcity Community Resources Society – Newton | オンライン+対面 |
〃 | DIVERSEcity Community Resources Society – Surrey City Centre | オンライン+対面 |
〃 | LLLenglish Canada | オンライン+対面 |
North Vancouver | North Shore Multicultural Society | 対面 |
Victoria | Global Village English Centres | オンライン+対面 |
New Westminster | ImmigrateNow – Sunrise Immigration Consulting | オンライン+対面 |
Coquitlam | Royal Bridge College | オンライン+対面 |
受験のしかた
申し込み
申し込みはすべてオンライン上で完結します。
まずはオンラインアカウントを作成し、希望の日程と試験会場での試験を申し込みします。
試験会場によって対応の日程が異なりますので、希望の日程がなければ、別の近隣の会場を試してみましょう。
当日持参する身分証明証を選択し、支払い方法を選択、カード決済も利用できる支払いを完了します。
確認通知を受け取ります。
当日必要なものなどが書かれていますが、確認のメールも後ほど届きますし、試験5日前にリマインダーのメールも届きますので、その際に再確認すればOKです。
試験当日
持参するもの
試験当日の流れ (体験談を含む)
試験時間の45分前までに到着します。15分前までが受付期限となります。
試験会場に持ち込める荷物は身分証明書(パスポート)だけなので、携帯電話も電源を切り、時計や上着などもロッカーに荷物を預けるか、指定の配布袋などに入れて指定場所で保管します。余計な物は持って行かないほうがラクです。
ちなみに僕は1時間以上早めに会場の建物内には入っておいて、カフェでお茶をしながらゆっくりしていました。トイレを済ませ45分前に会場の部屋の前に到着するように移動をしましたが、既に10人ほどの列になっていました。初めに室外の廊下で待機し、1人1人呼ばれて中に入れられていく形式でした。
ちなみに僕が受検した会場内の配置はこんな感じ↓ (記憶の限り)
室内に入ると、まずは受付で不正がないかを確認するため、上着などの余計なものがないか、ポケットに何も入っていないか、僕はズボンの両裾もまくって確認されました。眼鏡を掛けている人は、机の上に置いて、不正なデバイスでないかの確認も行われます。
続いて個人識別のため、持参した身分証明証 (基本的にはパスポート) を提示し、署名を行います。この署名は持参した身分証明書と同じ形式のものでないといけませんので、パスポートなどを漢字でサインしていれば漢字で、英字であれば英字で署名を行います。
続いて識別写真撮影を行ったら、メモ用紙を兼ねた受験票の用紙をもらい、指定の受検席へと移動します。
席に着くとパソコン画面とキーボード、マウスが目の前にあり、横にマイク付きのヘッドセットが掛けてありました。係員指示に従い、ヘッドセットを装着、紙に書かれたPINコードを入力してパソコンをアクティブ状態にし、マイクのレコーディングテストを行います。ここでは、マイクが正常に機能している事、その後に録音した自分の美声を確認してオーディオのボリュームチェックを行います。
そこまで完了したら、開始時間になるまで待機します。
試験開始直前に係員が全体に向けて注意事項の確認を行います。僕はメモ用紙はもらっていたのに、ペンがなかったのが気になって事前に質問をしましたが、その説明の際になって全員に配布 (レンタル) されるとのことでした。
最後に、係員の説明の中で試験開始のための4桁のコードが知らされますので、それを入力して試験を開始します。